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No.10 JIKC空手クラス オープニングセレモニーの誕生

JIKC空手の道場訓は、日本の空手道場の壁に掛けられているものと、ほぼ同じであります。

日本の空手道場では、殆ど声にして出される事はなく、ただ壁に重々しく掛けられてあります。時々先生や先輩から、注意を受ける時だけ、道場訓を元に指導される事がありましたが、それもほんのまれな事でした。

ハワイに来たのが1962年で、1965年に、JIKC(Japan International Karate Center)をオープンし、初めて道場訓を壁に掛けました。ちょうど私が28歳の時でした。その頃は、道場に出入りする時と、クラスの開始時と終了時に、礼をし、そして「オス!」を言いました。その頃の、お弟子さんの殆どは、18歳から30歳位の年齢で、しかし中には、60歳位の高齢の方がいて、道場訓の意味を知り、「これは非常に重要な事だ」と言ってくれました。

その頃は指導も、技術的な事が中心で、道場訓は、道場の壁に掛かっているだけでした。それから少し経ち、クラスの開始前は

1、 正座
2、 道場訓を全員で聖唱
3、 正面に礼
4、 先生に礼
5、 お互いに礼
を、開始時と終了時に行うようになりました。

そのうち私は、道場訓が空手の指導に非常に大事だと思ったのですが、お弟子さん達は、そんな事は大事ではないと、私に反論しました。それと同時に、それまでのお弟子さんは、
18歳から30歳位の年齢での人が殆どでしたが、この頃になって、10歳位の子供達がどんどん増えていきました。10歳位の子供達に、空手の技術の習得と、道場訓を結びつける事は非常に難しい事でした。特にその頃の私の英語は、まだまだ片言の英語でしたから、到底、道場訓を説明するなどという事は出来ませんでした。そこで

1、精神力 <真剣、努力、根性>
2、習得の心構え <自主性、責任感念、自尊心>
3、相互関係 <感謝、思いやり、団結心>

道場訓をここまで細分化すると、子供達にも説明がし易くなりました。

以来、今でも、JIKCのクラスの前には、皆で気合いを入れて聖唱する事から、クラスのお弟子さんとインストラクターは、一丸となり、精進を目指しております。

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